HGBF 1/144 トライバーニングガンダム TVCM 30秒Ver. - YouTube
このCMが極めて好きだ。
プラモデルによって掻き立てられる想像力は無限大だ。キットを組み立てるとき、何を夢想するか。完璧に面の出たパーツに抜かりのない塗装を施した完成品の姿、あるいは本当に過酷な戦場をくぐり抜けたかのようなスケール感か。それもいい、それもいいが、やっぱり一番は、カッコよく動き回るプラモデルではないだろうか。"俺のガンプラが一番カッコいい"のは、雑誌の写真や展示会に並ぶ作品に対して妄想を巡らせることなどありえないからだ。ありえても、その強度は自分で組み立てたものに比べれば無視できるほど小さい。悲しいかな、人の目は物理的な品質差よりも妄想を取る。妄想にこそ価値を見出す。自分で組み立てることで、プラスチックの塊は手のひらサイズの小さな宝物になる。たとえ他人から見れば拙く汚いパチ組であろうとも。
妄想すること。拙いパチ組でも自分だけの宝物になる瞬間の興奮が、このCMには見事に切り取られているのだ。*1
で、大いに心打たれたので、トライバーニングガンダムのプラモデルを買ってしまった。おかげで日曜日が次元覇王流流星螺旋拳されてしまった。"楽しい時"、作られちゃったね……。
子供じみていると言われればその通りだ。物理的な品質を上げる努力を怠っている人間のたわごととも取れるだろう。特によい模型を作ることを無上の喜びとする人にしてみれば、実現されない妄想に価値はなく、こんなCMでがんばらなさを肯定されることは耐え難い苦痛なのかもしれない。ただ、俺の楽しさは誰にも否定できんのだ。うはは。
キャラクターモデルが素敵なのは完成形がこの世のどこにもないからで、だからこそ車やバイクプラモには、実物が存在してしまうがゆえの敷居の高さを感じてしまう。*2ただ、いつかちゃんとスキルアップしてパニガーレのプラモとか作ってみたいものだ。むしろホンモノに乗りたいけどな。うはは。
空想無罪!!!ガンプラ✌('ω')✌最高!!!!!!!!!