ムビモンガボラを買い、リペイントし、飾るためのジオラマベースを作った。
野外に持ち出し自然光で撮影した。結構それっぽくない?
せっかくジオラマを作ったし、途中経過の写真も結構残していたので、材料や方法などなどまとめることにした。
まずはガボラ。
届いたままの状態。これにリペイントをしていく。
劇的ビフォーアフター。全面にMr.ウェザリングカラーのマルチグレーをだーっとやり、元来の茶色塗装部の周辺にタミヤウェザリングマスターCセットの赤サビを乗せてグラデーションっぽくする。アクリジョンのシルバーを尻尾ドリルにドライブラシし、プレミアムトップコート水性つや消しで仕上げた。
ソフビのリペイントをやったのは初めてであり、ドキドキだった。エナメルを使っちゃダメよとインターネットで見たので、自宅にあったエナメル以外の塗料を使った次第。
で、ここで終わらせるつもりが、欲が出てジオラマに着手することになった。
まずは土台と枠として、セリアのA4フォトフレームとA4の粘着のりつきパネルという商品を買ってきた。ポリスチレンのボードの端をちょっと切るとフォトフレームに収まり、ジオラマの枠にちょうどいい。
さらにジオラマスポンジ(100均にそんなのあるんだ…)とバークチップ(松の樹皮を砕いた園芸用品)を購入。それぞれにいい感じに着色した。
スポンジにはMr.ウェザリングカラーのシェイドブラウンを染み込ませた。
バークチップは三分の一に分け、やはりウェザリングカラーのマルチブラック+シェイドブラウン、シェイドブラウンのみ、シェイドブラウン+ホワイトダストで三色に染める。これをごちゃまぜにする。
バークチップを使うやり方はインターネットで見て、これはと思って真似した。しかしこれが後にちょっとした苦労の元凶になってしまう。
さらに(ジオラマなら………………木!)と思い立ち、Amazonでメチャ安(50本1500円)の木を買った。このあたりで要らん反骨精神が芽生え、「高価格・高品質な鉄道模型用品はなるべく使わない」という方針を立てた。KATOだと完成品が3本1000円、36本作るキットが2000円とかだし。
いかにも誰かの内職みたいなやつが届いた。
そして正直覚悟していたとおり強度が弱く、葉がものすごい勢いで落ちるので……
水で溶いた木工用ボンドに潜らせてひたすら乾かす。め、めんどくせえ~
材料を揃えたところでおもむろにベースに取り掛かる。
ポリスチレンのボードにあらかじめフォトフレームの枠を書いておき、紙粘土を盛っていく。芯材にはペットボトルを切り刻んだものを使った。ガボラの足場が第一なので地形としては明らかに変だが、どうせ色々盛るし気にしないことにする。思えばこの時点で、固まる前に表面に表情をつけておけばよかったかもしれない。
100均アクリル絵の具の茶色を塗りたくり、
タミヤの情景テクスチャーペイントの土 ダークアースを塗る。ガボラが足跡を着けそうなところはテクスチャーペイントにアクリル絵の具を混ぜて一段暗い色に。そんなことをするよりどう考えても紙粘土段階で起伏をつけておいたほうがいい。
続けて同じく情景テクスチャーペイントの草 カーキと草 グリーンを適当に。
バークチップやスポンジや木を貼る。木工用ボンドと瞬間接着剤(多用途)を適宜使い分ける。
バークチップは上から水で薄めた情景テクスチャーペイント 土 ダークアースをドライブラシして地面との一体感を演出する。当たり前だがバークチップのないところのランダム感が薄く……
次の段階で細かく砕いたバークチップをダークアースと一緒に捏ねたものをあちこちに置いたりしている。ガボラが歩いたところで木を倒したり。
しかしちょっと表情に乏しいので、
KATO ジオラマ用品 テラプランツ ダークグリーン 24-321 鉄道模型用品
KATO ジオラマ用品 テラプランツ ミディアムグリーン 24-320 鉄道模型用品
使わないつもりだった鉄道模型用品に手を出す。
ちょっと前はフォーリッジクラスターという名前で売ってたらしいが、このパッケージの裏を見るに輸入元?の海外での?商品名?は依然フォーリッジクラスターらしい。よくわからん。
これをいい感じに盛り、セリアのフォトフレームに収める。
ではガボラを置いていきましょう。
正面。
左。
右。
後ろ。
斜め上。
及第点ってことでいいんじゃないでしょうか。
野外に持ち出して自然光で撮影したものを何枚か。
いざやってみると、ジオラマは報酬系の刺激がガンプラより強いような気がする。パーツを接着すれば部分的には完成するから達成感がある。雑さを許容してくれるところもありがたい。しかし問題は置く場所がないことで、今は普段脱いだ上着をとりあえず置いておく場所を開けて置いている。これはこれで整理整頓の手助けになるような気もする。いいのかそれで。それでいいのか。
ネットでジオラマ作りの記事を見てみると、こういうやり方もあるのか~やってみて~~!!と思うことも多く、新しい地平が開けたような心地である。次は水面表現をやってみたい。