69 - 202201記録

 今年の目標はコーヒーを飲んだマグカップを放置せず茶渋が付く前にちゃんと洗うことと、月に一度はブログを更新することにした。

 

■今月のヘッビロッテダヨー音楽10曲

・Ordinary Days - DADARAY

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 深夜ドラマの主題歌で耳に残ったものをそのまま聴いていた。アルバム、過去のディスコグラフィーまで掘ってから川谷絵音が関わるバンドのひとつだと知った。ゲス乙女よりIndigo la endの方が好きだったしむしろゲス乙女は嫌いだった。川谷絵音の仕事は、川谷絵音の関与度が低くなればなるほど好みになる気がする。じゃあ川谷絵音が関わらない音楽を聴けばいいのではないのか。

 

SHINOBI-NAI - 花澤香菜

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 我らの花澤香菜 meets ポルカドットスティングレイ。meets Base Ball Bearの恋する感覚に次ぐくらい好き。花澤香菜の音楽活動に関わる人たちはなんとも絶妙で、彼らの楽曲を花澤香菜が歌うことの価値を俺だけが知っている!俺だけがッ!という錯覚を抱かせると思う。よくない。でも月と魔法と本と無邪気をNGワードにしたら無になるような本人作詞曲より遥かにいい曲だから困る。Moonlight Magicの悪口なら2時間くらい喋れる自信がある。(でも好き)

 

・Yellow Panda - the telephones

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 勝手に呪術廻戦0の主題歌だと思って聴いていた。2億年前からKing Gnuが嫌いなので。パンダ先輩いいよね……。

 

・暁のコドウ - UNCHAIN

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 Base Ball Bearが好きならこれもどうよ?どうよ?って言ってくるSpotifyの機能で知った。これも一曲から過去のディスコグラフィーまで全部遡って聴いてしまった。

 

・SYUUU - Base Ball Bear

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 そのBase Ball Bearの最新アルバムもよく聴いていた。海、彼女、プール、サイダー、教室、音楽雑誌のような変わらないモチーフ(今回もSheがSeaでC芸)には安心感があり、しかしストーリー性があるようでないようである絶妙な歌詞は彼らにしか出せない魅力だと思う。ベボベのニューアルバムのテレビCMを打つとして、デカ文字歌詞テロップ演出って絶対に似合わないじゃない。単語レベルでは気にならないけど歌詞に耳を傾けるとコロナ渦(うず)の歌になってる曲もあり、たまらん。

 

・RUNNING IN THE 90'S - Max Coveri

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 頭文字Dのアニメの挿入歌。今更頭文字Dにドハマリし、マガジンのアプリでちまちま24巻まで読み、残りを昼から19時過ぎまでスーパー銭湯(漫画がメッチャある)に籠もって一気に読むなどして、更にちょうど無料配信されていたTVアニメFirst Stageを全話観て、見事に峠で速い奴が一番カッコいいんだ……!メンタルになってしまった。俺の公道最速理論に隙はないぜ。その後MFゴーストも最新刊まで読んだし、トミカのプロD仕様AE86とMFG初期仕様86GTも買ってしまった。しばらく峠を走るのはやめる。命は大事だ。

 しかし、おかげでユーロビートというものを初めて聴いたかもしれない。というかコギャルがクラブでパラパラする音楽だと思っていたので、これまで一切興味を持つことがなかった。楽器の音がしない音楽だと思っていたらBEAT OF THE RISING SUNは思いっきり楽器の音がするし、何事も触れてみないとわからないことはある。そもそもエイベックスによるローカライズが入っているから本来の姿とは違うのか?全然わからん、わからんが、これを聴きながら走ったら絶対に事故る。

 

・グッド・バイ - パスピエ

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 パスピエを知ったのはタワレコの試聴機で、その時は相対性理論YUKIのボーカルと紹介されていた覚えがある。で、試しに聴いてみて、トロイメライに頭を殴られて今の今まで聴き続けている。そんなパスピエのニューアルバムが出ていることを一ヶ月遅れくらいで知って、最近よく聴いていた。同じアルバムのアンダスタンディングは完全に昔ながらの"知ってる"パスピエなんだけど、これはなんかメッチャNEW ORDERっぽい。悪いことだとは全然思わなくて、むしろ枝を大きく広げることができるしっかりした幹があるってことじゃん。

 

・宇宙恋愛(スペースファンタジー) - 中原めいこ

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 Youtubeサンライズチャンネルで最近毎週ダーティペアを観ており、そのエンディング主題歌。当時(1985年)にしてもおたくさん向けのアニメだったろうに、こうも当時の流行ど真ん中だろうシティポップ楽曲が採用されていることに驚く。

 

・NOW ON AIR - 赤い公園

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 津野米咲が死んでからというものずっと赤い公園をヘッビロッテダヨーしており、直後は「オレンジ」ばかり聴いていたところ、最近こっちになってきた。歌詞を聴いていると、人生の中でFMラジオの音があった瞬間を思い出す。深夜のラーメン屋とか、先輩の運転するクルマの助手席とか、Radikoのサービスが開始された時とか、出張先でレンタカーを運転している時とか。そして聴いていると、自分のことを思い出す行為が、津野米咲というトラックメイカーを忘れずにいることにいつの間にかすり替わっているのだ。思えば赤い公園との出会いもTSUTAYAの試聴機だった。最初は椎名林檎じゃないのに椎名林檎の知らない曲が聴けてお得だぜ、くらいに感じていた気がする。でも聴けば聴くほどオンリーワンになっていき、自分のライブラリの一角を占めるようになっていく。こういう体験をしてきているので、YoutubeSpotify、ボカロ歌ってみたの時代になってもレコード店の試聴機の役割をずっと信じていたい。もちろん他愛もないヒットチャートを流すラジオの役割も。

 

・二気筒の相棒 - TWEEDEES

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 安定の沖井礼二サウンド。何かのコンセプトアルバムらしいのだが文脈は何も気にせず、ただ沖井礼二サウンドと、サウンドによく親和したボーカルを聴き流している。

 

■のりもの①

 ホンダのHAWK1100に心惹かれている。ヤマハのモデルチェンジ版XSR900やカワサキのZ650RS、スズキのSV650Xの誘惑にじっと耐え続けたホンダ党としては、少しずつ情報が飛び交いつつあるホンダのネオクラシックシリーズに惹かれずにはいられないのである。保守的な価値観では"リッター2気筒"という肩書はあまりポジティブに受け入れられるものではないと思うけど、”アフリカツインの心臓"と言われるとネガティブが吹き飛ぶ気がするから不思議だ。

 

50周年の新Z特報/ホンダスクープ連弾!! ヤングマシン2022年3月号は1/24発売【復活の2スト250】│WEBヤングマシン|最新バイク情報

緊急入電! 令和にホークが復活!? ホーク1100って一体どんなバイク? - 自動車情報誌「ベストカー」

 

 CB1300/EX/RSが廃盤になり、CB1300SF/SBにもなんだか不穏な噂が流れる今、このアフリカツイン/レブル1100派生のネオクラシックがホンダの日本向け渋めネイキッドの役割を一身に背負うことになるわけだ。するとZ900RS/CAFEのように、比較的アップライトなポジションのネイキッドと、攻めたポジションのカウルつきネオカフェレーサーになるんじゃないかと予想する。ベストカーの予想CGのように、トライアンフ・スピードトリプル1200RRを向こうに回して戦うスタイリングになると嬉しい。クラブマンみたいなのでもいい。

 年齢的にそろそろ前傾姿勢のバイクが苦しくなってくる頃合いで、次に買う1台が最後のセパレートハンドル車になると思うし、どうせならいいものに乗りたい。それはそれとして復活するというCLシリーズや、後に控えてる気配がするホーネット750(NCもあるのにまさかの新規エンジン!)のクラシック派生にもすごく惹かれる。しかし丸目ロケットカウル。丸目ロケットカウル、丸目ロケットカウル。マジで出るの?確かにCB4インターセプターコンセプトとかあったけど、マジで出るの?正気?マジなら現ナマでホンダドリームの営業の頬をぺしぺしやりに行く。

 

■のりもの②

 新型シビックハッチバック(6MT)に試乗した。買う気はない。買う気はないが、今の車が2シーターMT車なので、ディーラーで営業と話す姿はもう完全に”ライフステージの変化で2シーターを降りるけどファントゥドライブを捨てたくないから実用性とスポーティさを兼ね備えた5ドアハッチバックMT車シビックハッチバックを検討する人、シビックのイメージは知っているが安い車という固定観念は薄い世代”である。まさにシビックのターゲットど真ん中。しかしほら荷物も乗ります、後席も快適です、ロードノイズも静かでご同乗者も嬉しい!とPRされても全く響かないのである。ごめん、乗りたいだけなんだ。

 さておき、車の方は結構いいものだった。エクステリアのネガはホイールとブレーキローターの隙間がデカいことくらいじゃなかろうか。インテリアのハニカムパターンが話題になっていたが、実車を見てフロントグリルのパターンと共通性を持たせてあることに気づいた。外から愛車を見た時と運転席に座った時の体験を繋げる役目があのハニカムメッシュにはあるっぽい。よくできている。しかし走り出すとまず長くて軽いクラッチとシフトストロークの不一致にイラっとさせられる。爽快?路線でコンフォート寄りのため、エンジンの駆動音もあまり聞こえない。低速のギクシャク感が皆無な代わりにシフトチェンジの快感も皆無である。ワイドレシオってこういうののことを言うの?ストレスなくスゥーっと上がっていくと言えば聞こえはいいし、ハイギアード寄りなので4速シフト固定で踏んでいくとカキュゥーンって感じに加速していく(過給だけに)ので気持ちいい。ただ峠道でこの2,3速をどう使うのか、いまいち想像がつかないまま試乗時間が終わってしまった。アクセル抜いた直後に何も起こらない沈黙の1テンポがあるような気がする。なんなんだ。パワーをクラッチで御す快楽はもっと踏まないと味わえないってことかもしれない。一方で、確実に優れているのはハンドリングだ。最近のマツダ車から乗り換えてもネガを感じないので相当優れているのだと思う。猛烈な接地感とともに意のままに曲がる。すごい。タイヤが無駄にデカいおかげな気はするけど……。

 最終的に、ダウンサイジングターボなんもわからん……なんて思いながら試乗車を降りた。爽快感を求める若者層や、SUVが好きではないファミリー層、コンフォートに全振りするほど老いてない中高年層など多くの層に刺さりそうだが、あんまり趣味ではなかった。CVTの方が商品力の絶対値が大きいと思う。

 非SUV、普通車、MT有であと乗ったことがないクルマは86/BRZスイフトスポーツとマツダ6なので近いうちに乗っておきたい。

 

■読んだ

 頭文字D全巻、MFゴースト全巻、満州アヘンスクワッド途中まで、タコピーの原罪、ダービージョッキー全巻、君に愛されて痛かった5巻、その他もろもろ。ジャンル特集化した快楽天ビーストの"めっちゃイチャラブ"特集号を読むのが大変苦しく、エロ漫画引退まで視野に入った。アナルアスリート後崎歩里雄は死んじゃったし。死んじゃったピ。

 ざっくり10年ぶりに読むダービージョッキーが最高に面白かった。大学生の頃にこれを読んで競馬の世界に入門したようなところがあり、中山の模擬レースを観たなあとか、勝ちすぎる新人の描写に首を捻りつつ武豊の新人時代の成績を調べたら2年目で菊花賞に勝利してておったまげたり、当時のことを思い出してしまった。でもある程度知識をつけて再読すると、この馬はあの名馬だなとか、この騎手はアイツだなとか、パロディの元ネタが見えてくる楽しさもあった。もちろん正解はなく、読む人読む人に思い出す馬やレースがあるのだろう。でもブラックカイザー=ダービーに出走できていたオグリキャップ説はかなり当たりだと思う。

 

■観た

 映画はスパイの妻(TV放送)、スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム、サンダーバード55、クライ・マッチョ。漫画とか望まないTOEIC受験とか新型コロナウイルスの感染拡大とかで今月は映画館が遠かった。テレビアニメは明日ちゃんのセーラー服に吐き気を催したりジョジョ6部に熱狂したりしている。テレビドラマはNHKの22時以降枠と民放の深夜枠を少々、それに大河と朝ドラ。来世ちゃん2期が安定して面白い。でも一番熱中しているのはYoutubeで観てるダーティペアだったりする。

 特に注目しているのはNHKよるドラ枠の「恋せぬふたり」である。Aro/Ase啓発ドラマであり、LGBTで括れば「カノホモ」からの流れもあるのかしら。しかし当事者を3名も監修につけておかしな描写がないように気を使われているのだが、”性欲のない高橋一生”が女の性欲を120%充足する存在になってしまっている。結果として、ポリコレアフロなど目じゃないレベルの狂気を孕んだ女向けポルノになってしまっている。そもそも高橋一生は女の性欲の器なのである。非イケメンで非女性的で若くないが清潔感に溢れており、推すことに罪悪感のない存在を全身で体現しているのだ。それに性欲がないという設定がつけば、もう一切の罪悪感なく愛を注ぐことができる。加えてドラマの中の高橋一生は恋愛や婚活に疲れた女性たちを全肯定するセリフを吐き、しかし荷物は持つし料理は作るし便所は掃除するし洗濯はするしオシャレな家に住んでるし、アニメを観ないしガソリンを燃やさず自転車で通勤する(ここは私怨)。花屋で花を買うしワイシャツじゃなくてもきちんとアイロンをかけて着る!(知ってるか服にアイロンがかかってる大学生は母親がかけてるから付き合ったら母親の役目を要求されて苦しいぞ!そういう男は大体慶應!)(ここも私怨)そしてこれらすべて、性欲がないから下心もないことが保証されている。こんなにも女の性欲を一方的に満たす男がいるだろうか。では何が問題なのか。それはAro/Aseはチンポの生えないぬいぐるみではない、に尽きる。友達だと思っていた男に急に関係を求められるとぬいぐるみにチンポが生えたみたいで困る、というバズ言い回しがある。困っているということにして相手が悪いことにするひどい考え方だが、このドラマの高橋一生は完全にぬいぐるみになってしまっている。性的マイノリティの啓発ドラマであるはずが、高橋一生という主演を得たことで、シスヘテロ女をただただ一方的に介護する怪奇映像へと変質しているのである。自らの主体性のなさと相手の心情から完全に目を背け、自分の傷つきだけに終始し、誰か共感してくれないかな……とへそを曲げている。そこへ現れる性欲のない全肯定マン高橋一生。まさに女向けソードアート・オンライン。さらなる問題は、高橋一生の演じる役名が”高橋”であり、当て書きが疑われることだ。つまりシスヘテロ女を釣るためのぬいぐるみとして高橋一生を自覚的に用いているきらいがあるのだ。何も差し出さずにすべてを得たいというグロテスクな欲望を肯定するポルノスティックさを内に秘め、ポリティカルにコレクトであると主張する矛盾。全く恐ろしいドラマが始まってしまったものである。「恋せぬふたり」、間違いなく今期最大の注目作だ。

 

■プラモデル

 EGストライクを買って作った。ダブルオーコマンドクアンタを積んだ。EGガンダムを崩した。まだまだ積みは減らないが、一体でも作ろうとしている限りモデラーの魂が真に敗北することなど断じて無いのだ。

 今はめっちゃHGCEアストレイレッドフレームが欲しい。EGストライクにレッドフレームのフライトユニットを背負わせたい。しかし1/20に再販されたらしいので1/30に模型店に行ったら当然ながらなかった。政治が悪い。ガンプラの品薄にも政治が介入すべきである。

 仕方がないので30MMのフライトユニットっぽいのを買ってくるもストライカーパックと規格が違うので何もかもクソという感じである。じゃあ塗装で遊ぶか……とバラし始めると、EGは一度組んだら外れない。特に膝裏。もうこれHGCEエールストライク買ってきた方が早いのでは?(本末転倒+品切れ=クソ)

 このあれやこれややろうと思うと様々な障碍がポップアップしてくるのが最高にプラモデルやってるって感じなのよね。完成品の品質とか積むとか積まねえとかそういうんじゃあないんだよ。

 

■生活

 コチュジャンを買ったので毎日のようにコチュジャン的な何かを作って食べている。色々やった中ではキャベツ、鶏肉、玉ねぎをコチュジャン、醤油、砂糖、酒、中華だしの素で炒めるやつがヒットだった。

 

TOEIC

 1/30受験。もう二度と受けたくない。スコアは来月のお楽しみ。