77 - 202208記録

 2016年以来くらいに読書メーターを再開した。最近は一冊面白い本を見つけたら同ジャンルを深掘りすることをしていて、すると似たようなタイトル、似たような著者名が多いから、どれを読んでどれを読んでいないのかわからなくなる。2016年って何年前だよ。

 

■今月のヘッビロッテダヨーミュージック

 POP ART TOWN激推し月間だった。

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 あとは静岡発アイドルグループfishbowlの楽曲のよさが刺さったりしている。

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 深海だけでも聴いてくれ。

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fishbowl.jp

 見てよこのメンバープロフィールに並ぶ応援企業・自治体。そして静岡県浜松市出身なのになぜか隣の湖西市に応援されている大白桃子さん。何。

 

www.pref.shizuoka.jp

 なぜか教育委員会とコラボしている。なぜ…

 

■観た

 今月はなんだか気乗りしなかった(暑かった)のであまり映画館に行かなかった。劇場での鑑賞はGのレコンギスタV、仮面ライダーバイスジュラシック・ワールドONE PIECE FILM RED、NOPEくらい。

 代わりといってはなんだけど、夏のホラー映画特集と題して(題してない)、お盆休みの期間を使ってAmazonPrimeVideoで色々観ていた。ゲット・アウト、イット・フォローズ、箪笥、ライトハウス、回路、人面魚を観た。観ておいてなんなんだけど、正直ホラー映画を観て怖いと思った経験がない。ドォーンキィーン!!!(青白い女の顔)みたいなのって怖いとは違うじゃん。

 

■作った

 一大決心を固めてHGのバルバトス+クタン参型を組んだ。パチ組して部分塗装したところで止まっている。来月には完成してるだろ、たぶん完成してる、たぶん…

 完成したのはHGガンダムルブリス。アニメのほうは意味不明な配信形態のおかげでまだ観てない。

 充電式エアブラシを買ったのもあり、ピンク部分はモンザレッドで塗装した。シールドの一部も赤くしている。

 

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 リフボード(リフボードではない)の配色的にはspec2。

 

 エフェクトパーツを作って波に乗せたりもしていた。0.4mmの透明プラ板をジッポライターで軽く炙って歪めたり曲げたり。塗装はクリアイエロー+クリアグリーン少量をベースにエッジだけクリアグリーン+クリアイエロー少量に…と考えていたが本人の技術不足によりグラデーション作りは失敗。よく見るとエッジ部が緑強めになっているような気がするし心の目で見ている。あとトラパー(トラパーではない)は中心部を白くしたほうがそれっぽいしハイライトに乏しいと、ワカメか昆布に見える…

 平手はバンダイのMSハンド。市中在庫がなさすぎるのでプレバンのガンダムベースオンラインショップから買った。

 

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 エウレカセブンの音楽ではニルギリスのsakuraが一番好き。

 

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 ニルギリスは何気に2021年から再始動してるのよね。ちょっと話題になってたのを覚えている。

 

■書いた

 またカクヨムで書いたり書かなかったりしている。

kakuyomu.jp

 刑事事件捜査の民間委託事業を試験運用する公益財団法人に所属する主人公コンビ+1人が科学とオカルトを越境する超常的な凶悪犯罪に挑む、現代日本を舞台にしたSFミステリー小説です。薬化学者と犯罪心理学者、それとオカルトマニアの3人が、自然科学、認知科学、超科学の目線から日本のどこかに実在するかもしれない不思議を解き明かします。現在のところ1話10万字くらいアップロードしてます。2話、3話と続く予定だが以降は知らん。

 「FRINGEとXファイルの日本版ローカライズ」を念頭に、TRICKよりはやや真面目でガリレオよりはやや不真面目なあたりを狙った、「俺の怪奇大作戦」的な作品にした。1話は静岡県西部、2話は青森(10月予定)、3話は群馬(そう遠くない近い将来予定)が舞台であり、東京から地方へ赴く紀行ものの性格も持たせている。そのため、オカルト的なテーマ、科学的なテーマとは別に、匿名化度の低い地方論的なテーマを盛り込んでいる(悪役の名前でピンとくる人はくるかも)。お暇なときにでもどうぞ。

 なお、ミステリーの長音を切らないのは、人が死んで捜査をする一方で、サイエンス・フィクション要素のおかげでどう考えてもミステリにならないからだったりする。ちゃんと考えてる。角度とか。

 

■読んだ

 読書メーターを再開したので何を読んだのか一目瞭然!と思ったらかつてより悪の密林帝国による平和な成コミ村への弾圧が強まっており、成コミの読了記録が事実上不可能になっていて参った。

 風都探偵とULTRAMAN、呪術廻戦を最新刊まで、幾花にいろ大先生のイマジナリー2巻まで、その他は「地方都市を考える 消費社会の先端から」「犯罪行動の心理学 凶悪犯の心理と行動に迫るプロファイリングの最先端」「司法・犯罪心理学入門 捜査場面を踏まえた理論と実務」「ケースで学ぶ犯罪心理学」「ただしさに殺されないために 声なき者への社会論」「殺人者はいかに誕生したか 「十大凶悪事件」を獄中対話で読み解く」「当事者は嘘をつく」。ただしさに~は読まんほうがいい。

 「当事者は嘘をつく」がすごい本だった。愛のない性行為とその後のDVで深く傷ついた人間のその後の道程を克明に綴るライフストーリー、言ってしまえば自分語りの本である。しかし己を己自身で操縦しようとする当事者ならではの目線が満載であり、自助グループと繋がる前の、全身から血を流している状態で加害者の連絡先を探し当てて電話口で〈赦し〉を伝えるところ、その直後の無力感についての記述には心を動かされる。

 当時の著者は、自分事と感じられた、ジャック・デリダの語る〈赦し〉(自分は苦しい、相手は反省も何もしてない、全く赦すことができない状態で与える赦しの価値について、歴史的な弾圧や迫害を背景にデリダは論じているのだとか。)を実行に移す。そしてのれんに腕押しの感覚を味わい、足下が抜けて奈落に落ちるような絶望を味わう。

 自分としては、「回復の物語」を得る下りが印象に残った。自助グループのようなものが、得てして画一的な、まるで就活の面接で話すような回復のストーリーを作って社会に適合することに、ずっと違和感を持っていたのだ。社会の機能単位になるための仮面を被ることを回復と呼ぶことへの、非当事者としての違和感である。面接対策が上手になることを回復とするのは、間違っているのではないか。むしろ、支援する人々が、回復したとみなしていいことをした気になるために、ストーリーがあるのではないのか。

 どうやら、当事者の感覚は、自分の違和感と重なるところも、想像が及んでいたなかったところもあるようだ。少し長くなるが引用する。

 

 私には「回復の物語」があった。再掲しておこう。

 

  私は一九歳のときに性暴力の被害に遭いました。その後、トラウマに苦しみ、死を考えるほど追い詰められていました。でも、自助グループにであって、自分の経験を仲間たちと分かち合うなかで、回復することができました。それから、私はもっと性暴力の問題を追及したいと考え、大学院に進学しました。いまは研究者として活動しています。

 

 今となっては、この「回復の物語」は私の事実を述べているにすぎない。だが、当時の私にとってこの物語は、願望であり、懐にしまったお守りだった。

 注意してほしいことは、「真実」よりも先に「物語」がここにはあったことだ。つまり、私には現実にはならない「夢」、もっと言ってしまえば「嘘」を語ることで生き延びようとしていた。

 私の身に起きたことの事実の羅列でなく、ほかの被害者の語りを織り交ぜた、未来に向かって歩き出せるような夢物語を胸にしまって生きてきた。だから、私が自分の経験を語ろうとするとき、いつも混ざりものが入っている。純粋な「私」という存在の過去に起きた真実は、もうわからなくなってしまった。それが、私が生き延びるための技法だった。

 

小松原織香『当事者は嘘をつく』p68-69

 

 そして支援者との葛藤、支援者に対して感じた怒りについても、流れる血の赤さを感じるような筆致で記されている。回復のためには当事者は嘘をつかねばならず、そして時に支援者はその嘘に乗り、代弁しなければ、支援しなければと声高に訴える。「わかってほしい」という思いは蔑ろにされる。当時の著者は、「わかってほしい」と思うことを自分に禁じて、支援者を敵視しながら主体的な回復を指向するようになる。

 冒頭では1990年代のアメリカの性暴力訴訟における偽の記憶問題(性暴力被害者支援が確立していく過程で、バックラッシュ的に勢いを増した、証言の信憑性を問う言説のこと)を取り上げながら、当事者としての著者がどのように嘘をついてきたか、そして内面でどのような葛藤をしていたかを記した本である。

 それにしても、あまりにもタフでハードボイルドであることが印象に残る。打たれ強いという意味では毛頭なく、常に敢えて苦しい方の選択肢を取り続けていることが、タフでハードボイルドだと思う。

 できれば弱者男性反フェミニズム界隈には届いてほしくない本だなーなんてことも、読まん方がいいやつのせいで思った。彼らの認知を通すと、他責的で主体性に乏しい女が主体性を獲得する話とか翻訳される気がする。

 

■コラム・ブックオフ

 たまたまこの記事をネットで目にしたこともあり、また東野圭吾探偵ガリレオシリーズの最近の作品を読んでいないことを思い出したので、久方ぶりにブックオフに足を運んだ。

toyokeizai.net

 自分がブックオフに持ってる感覚はこの人たちにかなり近くて、それは住んでいた場所が東京でブックオフ環境の整備も地方より早かったから、年齢差があっても感覚が似ていることに繋がっているのだと思う。中学生~大学生くらいの頃は本当に毎日のようにブックオフに通っていたし、105円棚が娯楽の中心にあった。近所のブックオフとか、大学近くのブックオフとか、渋谷や池袋の店舗を巡回して105円棚を監視していたことを思い出す。もしもブックオフがなかったら、若い頃に読んだ本の数はきっと1/3以下になっていたと思う。若い人は金がない。金がない人に届けるには、アフォーダブルであることを最も重視すべきである。中学生や高校生が日参できるような店は、コンビニとブックオフ以外にあるのだろうか。今はスマホから無料で読めるネット小説やアプリ漫画、そして何より電子書籍があるから状況が変わっているような気がするけど。

 価格の桁が違うが、スポーツカーのことを少し思い出したりもする。トヨタ86の存在意義は、FRスポーツカーが新車販売されていること以上に、若者が買える価格の旧車でないスポーツカーを中古市場に供給し、スポーツカー文化を現代に生存させていることにあるわけだ。

 そんなことを考えたり考えなかったりしながら、ガリレオシリーズをいくつかと岩波文庫を買ったりした。これ読んでないなと確信して買った「虚像の道化師」を読み始めたところ、どうやら読了済みである。どうすんだよこれ。

 

■来月買うもの、予約済みのもの

・MODEROIDファフナー・マークニヒト

ROBOT魂ユウ・ブレン

・ミキトアモン先生の新刊(9/15予定)

・カレシがいるのに6巻