79 - 202210記録

 今年初のキンモクセイの香りはバイクのヘルメット越しだった。

 

■今月のヘッビロッテダヨーミュージック

 田中秀和の逮捕がショックなのでもうそれどころではない。

 

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■観た

 マイ・ブロークン・マリコ、”それ”がいる森、この子は邪悪、Zola ゾラ、もっと超越した所へ。貞子DX。他デジタルリマスターでヴィスコンティの家族の肖像、Prime Videoで牛首村、カイジ 人生逆転ゲームとか。

 『もっと超越した所へ。』が予想外の面白さだった。ダメ男に引っかかる女ものといえば定番だが、これはある種女性向けポルノ的な側面があり、男のダメさへの共感駆動型の物語になりがちである。即ち、ダメな男と関係し続ける自分への内省がなく、ない状態で定番として了解されている。『もっと~』は最終盤でここに踏み込んでいて、「顔が可愛かったから」「性志向は知ってたけどワンチャンあるかもと期待したから」「あいつ私のこと全力好き好きだし子持ちなの隠しとこ」等、駄目男とずるずる関係する女たちによる懺悔のパートがあったりする。そして駄目な男への妥協が、欲に対する受動のポーズを一度捨て、能動のポーズを作ることと定義されていたりする。「うちのカレシ働かないダメ男で~」という内省のない愚痴の状態から、「顔が可愛いから家に上げちゃったら居着かれました、自業自得のとこもあります、すいません」と懺悔、「でも買い物行ったら米5キロ持ってくれるし、いっか」と本心と少し離れた能動的妥協をする、という具合である。完璧理想のパートナーなんていやしないわけだし、みんなこうやって折り合いをつけているんだろうなと思う。

 あと貞子DX、ガメラ2 レギオン襲来なのでそっち方面の人類は観るべきである。我らは大勢であるがゆえ。

 

■読んだ

 漫画はオールド・ボーイ全8巻、MFゴースト15、風都探偵13、ゆるキャン△13。

 他危ないデザイン(日経アーキテクチャ編)、ルポ・収容所列島(東洋経済オンラインの連載の書籍化)、家族不適応殺 新幹線無差別殺傷犯・小島一朗の実像(インベカヲリ★)、「死刑になりたくて、他人を殺しました」無差別殺傷犯の論理(同)を読んだ。ニュートン力学を完全剛体、熱力学を理想気体で学ぶように、人間とかいうわけがわからない物を犯罪者から学ぶのもアリなのかなって少し思う。

 

■プラモ

 MGガンダムTHE ORIGIN版をせっせと作っている。完成は遠い。

 HGバルバトス+クタン参型は無事完成した。ホワイト・グリントです。

 

搭載

 

合体

 

そんな感じ。

グリントっぽくしたいな~と思ったのがこのキットが出た2016年なので6年積んだことになる。恐ろしいぜ。

 

■観た②

 仮面ライダーBLACK SUNを全話観た。8話9話のまろびでる昭和と10話の勢いよく飛び出す昭和に印象を全部持っていかれた感はあるが、総じてめちゃめちゃ面白かったな、またこの手のやってほしいなって感想になる。

 現代編の在特会みたいな人々やアベ政治を許さない感じの人々、過去編の極左暴力集団、怪人を黒人(BLACKだけに)に見立てた現代BLM/過去ブラックパンサー党みたいな描写に気を取られつつも、一番の根本は部落(BLACKだけに)差別なのかなと見ていて思う。8話のクジラ怪人(濱田岳)が「バカなんじゃねえのかと思うよ!」って言うところではものすごく全国水平社=部落解放同盟っぽい旗が翻っているし。しかもその旗のデザインは、創世王を生んだ研究組織の旗なんだろうけど、部落解放同盟のシンボルのアレンジでありながらタイトルバックの日食にすごくよく似ている。

 一見すると、怪人たちのコミュニティが在日朝鮮人と接近していることには違和感があるし、なにかっつーとすぐ半島のクソ左翼描写に見え、スターサンズ的なセンスを感じてしまうかもしれない。しかし、戦前に日本に流入した在日朝鮮人は、表社会からの排除によって必然的に被差別部落民たちのコミュニティと近接せざるを得なかった。アメリカほどマイノリティの絶対数が多くない日本社会においては、個別のコミュニティを作っていては生き残れず、消極的ながら連帯せざるを得なかった、そんな経緯を踏まえると、むしろ我が国においては作中のような描写のほうが腑に落ちるなと思う。残念ながらサブスクリプションサービスで特撮ドラマをせっせと見るような層にとって部落解放同盟はえせ同和や同和行政利権の方でろくでもない集団と認知されているのだが…

 所々でキリスト教モチーフの描写(BLACK SUNとSHADOWMOONはもちろん、ビルゲニアのバラバ感も)が挟まれるのは、終盤でバプテスト教会が出てきて腑に落ちたり。「怪人も人間も命の重さは同じ、1gだって違いはない」という歯が浮くようなスローガンも教会に飾られると浮いた歯を戻すし、バプテスト教会プロテスタントの中でも急進派寄りで、万人祭司主義、すなわち牧師と信徒の間に差はないとする教義を持っている。怪人も人間も命の重さは同じと考えるのも然りなのだ。

 そんな感じのディテールのよさに加え、作中に登場するどのイデオロギーにも悪の側面を描き、いずれか一つを擁護することによる作品のイデオロギー化を避けているのが非常によかった。自公政権憎しの左派なら戦う側を正義にしてしまいたいところ、ぐっと堪えてあのラストに仕立てているわけで、大人だなと思う。特撮なのに。私は怪人反出生主義こと中盤の銀色飛蝗怪人をおうえんします。しかし腑に落ちるにはややこしく、腑に落とさないとオモシロな描写が多く、当初の偏執的な左傾描写アレルギーが収まれば、「変な作品」という評価に落ち着いてくる気がする。

 

■のりもの

 浜松オートレース場で行われた「バイクのふるさと浜松」に行ってきた。

 在浜松メーカーによる話題のニューモデルやMotoGPマシンの展示やら8耐マシンの展示やらを見物してきた。まさかアズールレーンとのコラボで話題のIRF(磐田レーシングファミリー)のマシンが展示してあるとは思わなかったし、そこにコスプレイヤーの人が来るとも思わなかった。おかげさまでコスプレイヤーの写真を撮る実績を解除してしまった。だって前を通ったら、コスプレイヤーの方がマシンの隣に立っていらしたから、しょうがないだろ(写真はありません)

 目玉企画の、オートレースコースでの試乗会にも参加してきた。2時間くらい並んだ。大型・中型・小型・原付の区分を選んで車種ランダムであり、大型を選んで当たったのはインディアンのFTR1200S レースレプリカ。たぶん250万くらいする。まじかよ。

 デカいけどポジションは楽だし、クラッチが妙に硬いこともないし、案外フレンドリーなのかな…?という発進直後の感覚はシフトを上げて少し回すとぶっ飛んでいく。とんでもない加速感!全然フレンドリーではない、公道にはオーバースペックなハイパワーマシンだった。3000以上回しちゃダメなやつ。ズドンと来る。ただ、マシンが一番気持ちいいのはこちらが怖いくらいの加速を感じる時っぽく…試乗にはいいマシンだけど、所有するのはちょっとごめんなさいって感じだった。オートレースのコースはさすがのグリップ感だったし、めちゃくちゃ楽しい走行だった。むしろオートレースみたいな絶対フラットが保証されてる環境じゃないとこんなん乗りたくないよ。

 

■カウントダウン

 ファット・カンパニー 1/7 Fate/Grand Order フォーリナー/葛飾北斎 英霊旅装Ver.発売まであと……3ヶ月!