TOEICを受験した。毎年年度末が近づくと勤め先の人事考課の都合で受験することを強いられる。語学力向上に興味がないわけではないが、望む英語の方向性が映画か漫画なこともあり、TOEICのビジネス英語には毎度毎度メチャメチャ苦戦させられている。上司とか振り込みとか、貸借とか資格者とか重役とか収益とかそういう語彙を増やすのがまったくもって苦痛なのである。結果は来月のお楽しみ。
■今月のヘッビロッテダヨーミュージック
Spotifyにリリースレーダーという機能があることに今更気づいた。折角なのでそこから持ってきたり、2022年の聞き逃しを集めたりして2023年2月プレイリストを作った。
NOMELON NOLEMONとChili Beans.が好きです。
■読んだ
・西尾元『死体格差 解剖台の上の「声なき声」より』
・坂上香『プリズン・サークル』
・吉川徹『日本の分断 切り離される非大卒若者(レッグス)たち』
・新城カズマ『サマー/タイム/トラベラー(1)』
・TOEICの参考書(二度と読みたくない、二度と)
少ない。TOEICが悪い。芥川賞全文掲載号の文藝春秋を買うだけ買って積んでしまっている。
サマー/タイム/トラベラーは風呂Kindleのお供になんとなく再読したんだけど、再読のはずが2巻読んでなかったことに今更気づいてしまった。
■観た
・『仕掛人・藤枝梅安(一)』
・『バビロン』
・『エゴイスト』
・『別れる決心』
・『アントマン&ワスプ:クアントマニア』
月5作って過去例がないくらい少ない。TOEICが悪い。嘘。ゼルダの伝説ブレスオブザワイルドを買ったのが悪い。
■ゼルダの伝説ブレスオブザワイルド
面白すぎる。理不尽な死さえも面白いから本当にすごい。行こうと思えば見える範囲は全部行けるし、正攻法がわからなくても結構ごり押しでどうにかなったり、かと思うとセオリーを知らないと理不尽な死を繰り返すことになったり、そういうのが全部面白い。弓矢がなかなか上達しないしボス戦は基本死に覚えだし、ジャストガードやラッシュ狙いの回避は2回に1回は失敗するのに、なんでかわからんけど面白い。オープンワールドゲームのオープンワールドをまともに楽しめているのは初めてかもしれない。
地味要素だけど、馬に乗った時のコマンドが(A)すすむ じゃなくて (A)Go!なのがすげー好き。
■プラモデル
ゼルダの伝説ブレスオブザワイルドを買ったのにプラモデルなんか作れるわけないだろ。
■観た②
東映特撮Youtubeチャンネルで五星戦隊ダイレンジャーを毎週欠かさず観ていたのに、主に最終週ですごい労働が来たせいで最終2話を見逃してしまった。
放送年代と自分の年齢から考えると、ジェットマン、ジュウレンジャー、ダイレンジャー、カクレンジャーあたりがリアルタイムで観た戦隊になる。Youtube無料配信で機会を得て再見すると、まあ内容はほとんど覚えていないんだけど、恐怖や絶望を感じた話はやけに覚えていたりする。ジュウレンジャーのドーラスフィンクスの回(子供が木にされて何も知らない工事のおっちゃんたちに伐採されそうになる回)とか、ダイレンジャーの道士裏切り回とか。
信じていた道士が実は悪の軍団の参謀長(絶望)、ダイレンジャーが全滅(絶望2)、一人だけ立ち上がってやっとの思いで道士に掴みかかるリョウに腹パン(絶望3)、このへん滅茶苦茶強く印象に残っていた。しかも見返してみると、やられたダイレンジャーが「くっそォ~~!……ウッ!(立てない)」とかじゃあなく、本当にリョウ以外全員倒れて微動だにしていないからすごい。
次の回の生身名乗りは覚えてなかったけど、その直後のゴーマ宮からオーラチェンジャーと天宝来来の玉が戻ってくるカットはしっかり覚えていた。キッズは人間には興味がなく、おもちゃと変身後のダイレンジャーしか覚えていられないのかもしれない。
Youtubeの公式配信には引き続きお世話になっていて、VガンダムとガンダムZZとバイファムとザブングルを観ていた。サンライズの方が切り替わって、3月からはダグラムとイデオンを観ていこうと思っている。
ちょうど今週のVガンダムが「おかしいですよカテジナさん!」「母さんです……」回だった。本当にひどいアニメ(最高に楽しんでいる)。
画像のシーン、この後ヘルメットを受け取ったマーベットが愕然としているのを見るに、慰めている段階ではマーベットは"中身"に気づいていなかったんだろうか。どんな言葉をかけてもらったり寄り添ってもらったとしても、ウッソの苦しみや哀しみはウッソだけのものであり、共感によって慰められる域はとっくに超えているという描写なのかもしれない。
ガンダムZZではなんかエヴァンゲリオンで見たようなルー・ルカのカットを見つけたり。VガンダムのV2飛翔シーンが完全にエヴァなのもそうだけど、庵野秀明が自分の作品はウルトラマン、仮面ライダー、ヤマト、ガンダムの割合を変えてるだけだみたいなこと言ってるのも、元の方を改めて見ているとさもありなんだなと思う。
さておきルー・ルカが可愛すぎる。ガンダムのヒロインではクリスティナ・シエラとフレイ・アルスターが好きだったんだけど、ルー・ルカが他を置き去りにしつつある。
■健康
円形脱毛が徐々に快癒しつつある。とはいえ一番デカい脱毛はまだまだ元気に抜けており、周りの小さい脱毛部が毛髪で埋まってきた程度。頭髪のことを気にせずに済むまではもうしばらくかかりそう。
とかなんとか言ってたら花粉症が始まったので、毎日納豆を食べている。最近興味本位で腸内細菌叢のことを滅茶苦茶に調べたせいで腸内細菌叢さえ整えれば完全に健康になると思っている。特に花粉症とは関係ないがピルクルミラクルケアも飲み始めた。そんなにたくさんの期待を背負わされたら腸も迷惑なような気もする。
私が一番好きなツイッターアカウントであるところの北方領土エリカちゃんは、最近予算が増えたのか新規イラストの供給が増えている。四コマ漫画なども投稿するようになっており……
エリオくんのために、愛情たっぷりのおにぎりを作ったッピ♡
— 北方領土エリカちゃん (@hoppou_erika) 2023年2月27日
エリオくんが喜んでくれたみたいで嬉しいッピ♪ https://t.co/g7Ph5m7ays
このエリオくんの「愛情たっぷりだったピピィ。」とエリカちゃんの「エリオくんが喜んでくれたみたいで嬉しいッピ♪」に巧みな男女のすれ違い描写を感じている。おそらく、エリオくんは、鮭1尾入ってるようなおにぎりを求めてはいない。しかし、エリカちゃんが作ってくれたものだから、喜んでいるふりをしている。そしてエリオくんが喜んでいるふりをしてしまったことで、エリカちゃんは何かをしてあげたという実績を得てしまう。エリカちゃんの幼児性、精神的な未熟さに由来する、一方通行の感情である。同時に、コミュニケーションを怠るエリオくんの未熟さも現れている。
関係性が深まりすぎないうちはそれでもいい。だが、互いを人生の伴走者としようとすると、この小さなすれ違いから生じるひずみは次第に無視できない負荷となってくる。エリカちゃんは、積み上げた実績に見合う報酬を返さないエリオくんに不満を募らせるだろう。エリオくんは、エリカちゃんの独りよがりな行いを恩着せがましく感じ、だが二人の間に降り積もった時間の長さのために話し合うことができず、ますます沈黙するだろう。愛し合っていたはずの二人の関係は、降伏点を超えた鋼材のように、いつのまにか元に戻れないほど歪んでいるのだ。
そこへ"影"が忍び寄るのである。"影"はエリカちゃんの愚痴を聞き、エリカちゃんは悪くないよと共感するだろう。"影"はエリオくんに寄り添い、楽になってもいいのにと囁くだろう。"影"は無邪気の殻で着飾った、何者でもない、ただのカニ漁師の娘である。だが彼女には、若い二人の輝く未来を壊すことができる。そう、"影"とは――
見えるッピ!NTRが見えるッピ!河野太郎はやくなんとかしろ!!!
■カウントダウン
ファット・カンパニー Fate/Grand Order フォーリナー/葛飾北斎 英霊旅装Ver.の発売まであと………………6ヶ月!!!