94 - 202309記録

 ひたすらアーマード・コア6に没頭していた。発売翌日の土曜日はマジで1日10時間プレイしてたし、手指のあちらこちらにPS5のコントローラ由来のタコができつつある。

 

■今月のヘッビロッテダヨーミュージック

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 今月もリリースレーダーから拾ったもの。忘れらんねえよの新曲10曲連続リリースのおかげで最近毎月忘れらんねえよの曲が入っている。12月にニューアルバムが出るらしく非常に楽しみ。

 

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 9月はこれがよかった。tofubeatsによるNHKよるドラの主題歌。本業歌手じゃない人とtofubeatsサウンドの妙な馴染み方はなんなんだろう。玉城ティナのすてきなメゾンとか。

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 オリジナルは全然2023年の曲ではないが死ぬほど聴いていたフロントメモリーリマスター版。近年は季節が春→夏→地獄(インフェルノ)→夏2nd→秋→みたいな感じになってるせいもあり、8月よりも最高気温32℃くらいの現在(夏2nd)の方がむしろ夏を感じてしまう。郷愁をかきたてる夏の歌も、9月や10月の方が似合うようになってきた気がする。死を意識するような暑さの夏に郷愁を感じる日がいつか来るのだろうか。

 後は何も情報を仕入れていなかったのでめちゃくちゃびっくりしたShakatakのニューアルバムとか、Sundae May Clubやリーガルリリーなど最近聴くようになったアーティストの新曲があり、満足感の高いプレイリストだった。

 

■読んだ

・葉月十夏「天象の檻

・草野原々「最後にして最初のアイドル」

・春暮康一「オーラリメイカー」

 

 SF新人賞タイトル強化月間みたいになっているが生活の8割がアーマード・コア(ここでは生活のうちに労働を含まない)になっているためすべてが無理。市立図書館がシステム改修のため閉まっているし来月頑張る。

 

中日ドラゴンズ

 今年も低迷しセ・リーグ最下位に沈んでいる我らが中日ドラゴンズ。細川の活躍や梅津の復帰、岡林の最多安打タイトル争い、打線の要に成長しつつある石川、育成出身ルーキー松山の獅子奮迅の働き、そして先発投手として一軍のマウンドを飾った根尾昴など明るい材料はあるものの、哀しいことに暗い話題の方が多くなってしまっている。どんなに好投しても勝てない柳、山本由伸を上回るコンタクト率でありながら負け越す高橋宏斗、彼らを含む2桁敗戦カルテットの先発陣、あまりにも点が入らない打線、そして立浪監督の周りを飛び交う醜聞の数々。

 自分は第二次星野仙一政権からの中日ファンであり、山本昌宣銅烈、ゴメスなどの選手が大活躍し、川上憲伸福留孝介岩瀬仁紀が新人だった時代が、自分の中での第一次中日熱狂期である。特に福留孝介が好きで、山田監督時代に松井秀喜三冠王を阻止した時などは(巨人が嫌いなので)大喝采したことを覚えている。そんなファン歴もあって、自分にとっての立浪和義はなんか安定した成績を残す三塁手という印象であり、パワプロで使うと強いぜ~くらいの認識しか持っていなかった。

 彼のスター性を認識したのは、落合監督時代にレギュラー落ちし、代打の切り札となってからだった。代打・立浪がコールされた時の観客のどよめき。打席に立つだけで球場の雰囲気を変えてしまう圧倒的な存在感。ファンに愛され地元に愛され、代打満塁ホームランを放つような勝負強さを持ち、凡退してもあいつが凡退なら仕方ないと諦めがつく。スターとはこういうものなのだと、立浪の姿に教えてもらったようなところがある。理想の代打を挙げろと言われたら、今も昔もこれからも「2007年の代打・立浪和義」と即答すると思う。

 同じ頃、自分にとって印象深い選手が中日ドラゴンズに入団した。2005年のドラフト1位、平田良介である。

 中日ドラゴンズ平田良介獲得の報を聞いたのは、高校三年の時、帰りの通学バスの車中だった。当時親しかった同級生の一人に、Sという筋金入りの野球マニアがいて、今でいう赤味噌氏のようなモーレツデータ型のファンだったSは自作の野球ボードゲームみたいなものを教室に持ち込み、数人の野球ファン友達と休み時間のたびに盛り上がっていた。もちろんSは私が中日ファンであることも知っていて、当時はまだ普及率100%ではなかった携帯電話で帰宅中も絶え間なくドラフトの情報を確認し、平田獲得を私に知らせたのである。なお、Sが今どこで何をしているのか、生きているのか死んでいるのかも私は知らないし、正直に言えばあまり興味もない。

 重要なのは、私が高校三年生の時に、中日ドラゴンズが高卒で平田を獲得したということ。平田良介は、初めて私が認知した同い年の選手なのだ。落合博満監督は「日本人の右の4番」を切望しており、平田のことを自分を超えるかもしれない逸材であると評していた。否が応でも期待に胸が熱くなった。同世代の選手が、とても上の世代にとっての立浪和義や、少し上の世代にとっての福留孝介になるかもしれないのだ。自分の中での第二次中日熱狂期は、ここで絶頂に達した。

 結果的には、平田良介は彼らのようなスターにはならなかった。立浪の引退、福留のメジャー行き、落合監督の退任、そしてなかなかレギュラーに定着できない平田良介の成績とともに、私の野球熱も少しずつ冷めていった。中日の戦績と平田の成績だけはチェックしながらも、今季のセ・リーグ最多安打首位打者が誰なのかすら知らないまま時が過ぎていった。大学、大学院と進学し、就職したことで、自分の身辺が大いに変化していたこともある。2013年に福留孝介阪神タイガースに入団したことで、タイガースのユニフォームに袖を通した福留を視界に入れたくない気持ちも働いていた。この頃の自分は、聽かれれば中日ファンだと答えるものの半ばファン引退状態だった。

 そう思うようにはいかない、という失望から目をそらしていたのかもしれないと、今になってみると考える。平田良介は、立浪和義のように代打で名前がコールされるだけで球場の雰囲気を変えてしまうようなスターではなかったし、福留孝介のように実力とふてぶてしさを兼ね備えたプロフェッショナルでもなかった。思わしいこともあれば思わしくないこともある、人間/自分の人生というものを、報道から垣間見える平田良介プロ野球選手生活に重ねていたのかもしれない。一方的な気持ちだが、私は、平田良介のことを、それぞれに異なるままならない人生とそれぞれに戦う同志のように感じていたのである。

 転機が訪れたのは2022年だった。前年から中日に復帰していた福留孝介と、中日で戦い続けた平田良介が、ともに現役引退し退団したのだ。星野仙一の醜聞を意識することすらない純粋なファンだった子供の時から応援し続けていた選手と、人生を重ねていた選手がユニフォームを脱ぐ。20世紀のNPB選手はいなくなり、(山本昌のような化け物を除けば)一軍で活躍するプロ野球選手がほとんど年下になっていく。世界は変わった。俺も年を取るわけだぜとため息をつかずにはいられない。それでも頭のどこかで、スイッチが入ったのを感じた。WBCでの日本代表の活躍もきっかけの一つだったが、敢えて目を背けるような野球へのねじ曲がった気持ちが溶け、東京ドームの三塁側で絶叫していた少年時代の魂が戻ってきたような感覚がある。つまり、今、2023年が自分にとっての第三次中日熱狂期なのだ。残念ながらドラゴンズの戦績は惨憺たる有様なのだが……。

 歳を取るのは必ずしも悪いことばかりではないな、と最近は思う。無垢な憧れや自己投影に由来しない熱狂は、今、この歳になったからこそ得られたものだ。生きている限り同い年の平田良介は今、軟式野球チームに所属し第2の野球人生をスタートさせているという。私は日々せこせこ生き延びながら、中日ドラゴンズの試合結果に一喜一憂している。そしてアーマード・コア6で中日ドラゴンズアセンを組んでいる。

 

アーマード・コア

 3周してバトルログやらなにやらを回収してトロコンし、今は対戦をひたすらやっている。21時までの常識的なプレイヤーが集まる時間帯なら、平均以上に戦えるようになってきた。22時以降の、プライドを捨てたアセンによる仁義なき戦いが繰り広げられる時間帯ではなすすべなくやられるくらいの腕である。

 中日ドラゴンズで打線を組んだぜ。

 主にチーム戦で中日エンブレムを掲げて黄金期ドラゴンズ選手名+背番号の名前をつけたACで遊んでるプレイヤーを見つけたらそれは私です。ボコボコにしないでほしい。

 

■観た

MEG ザ・モンスターズ2

・福田村事件

・遠いところ

・劇場版CITY HUNTER 天使の涙

グランツーリスモ

ジョン・ウィック:コンセクエンス

・コカイン・ベア

 

 アーマード・コア6に生活を破壊されながらも映画館通いは頑張っていた。他イコライザー1作目2作目を配信で観たり。福田村事件については別記事で感想を述べた。

 一番印象深かったのはなんといっても『遠いところ』だった。舞台は沖縄、主人公は17歳の母親(キャバ嬢)。夫は建設現場を飛んで妻を殴って妻が稼いだ金で飲み歩く。キャバにはガサ入れが入って未成年では働けなくなり、そんな状況でまとまった金が必要になる事件があれば、もう風俗しかない。上間陽子の著書(裸足で逃げる 沖縄の夜の街の少女たち 他)に記された沖縄・コザの現実がそのまま引き写しされているかのような物語だが、もちろん映像作品ならではの力もある。印象的だったもののひとつに沖縄方言(うちなーぐち)があり、主人公夫婦の日常会話すら標準語話者では理解が難しいことがある。そして主人公の祖母(おばあ)がリアルガチフルパワーうちなーぐちを使うと、本当に何を話しているのかわからない。沖縄の若者である登場人物もネイティブうちなーぐちを理解できないような描写がある。日本の一県のようだがそこには確かな隔絶(=見捨てられている)があることを実感させている。そしてもう一つ印象的だったのが、コザの風景だ。表通りの繁華街の、店と店の間の路地を主人公が歩いていくところを捉えた長回しのショットが何度かあるのだが、華やかな街から明らかに所得の低い人々が暮らす地区へと周囲の風景があっという間に移り変わっていくのが見事。沖縄っていえばシーサーが置いてある開放的な戸建てのイメージばかりがあるけど誰もがそんな家に住んでいるわけがない。

 

■プラモデル

 FRSゼットさんの眼が届いたので最終組立した。バンダイのWEB部品注文を初めて使ったんだけど、届くまでちょうど20日かかった。そんなもんらしい。

 ゼスティウム光線!!の構えで飾っておくことにする。

 

フィギュア萌え族

 SHFキングジョー(再販)を買った。

 スケールの合う神戸ポートタワー神戸港ジオラマセットが欲しい。

 

 滅茶苦茶延期していたFGO葛飾北斎ちゃんのフィギュアもついに届いた。ブログの末尾でカウントダウンしていたやつです。

 キングジョーよりCawaii。シルエットだけ美人画(和服)っぽいけどしっかり洋服なの、天才の仕業だと思う。FGOはやったことないんだけど声はゆかなで人間は葛飾応為で足元のタコが北斎らしい。

 

 以前に購入したねんどろいどと並べてアクリルケースに収めて飾ることにした。右の方が本来で左の姿はスキン的なやつらしく、本来はデカい筆でバトルするらしい。BLEACHの兵主部一兵衛で見た。

 飾ってみると背景に何か欲しくなってきた。神奈川沖浪裏とか赤富士のイラストボード的なやつとか。

 

■歯

 9月中旬に神奈川県内某所にある近くにコンビニの1軒もない社畜再教育センターに軟禁されてギョーカイのツワモノや大学院生たちのプレゼンを聞いたり企業がブースを出したりするイベントへの参加を強いられた。その帰り道、大雨のため新幹線(高速社畜輸送装置こと東海道新幹線)が止まり、新横浜駅で足止めされてしまった。とはいえ以前は出張族だったこともあり、そのような事態には身体が慣れている。開き直って食事をすることにし、フロアに喫煙所がある飲食ビルに入った。そしてせっかくなので関東以外に店舗が少ないてんやに入るか、同じく少ない日高屋か迷い、全身の疲労から吸い込まれるようにてんやに入り、天丼を食べていた時だった。

 奥歯の詰め物が取れた。私の奥歯のうち1本は真横に生える親知らずに圧迫されて粉砕されており、体積が40%くらいになったところを無理やり銀歯で塞いでいる。それが取れた。そして今日は10月1日。歯医者、行きたくねえ~~~~~~………………

 

■テレビゲーム

 せっかくPS5を買ったので、PS4の頃からずっと積んでたタイタンフォール2を遊んでいる。ハードが切り替わっても同じアカウントで買ったソフトが普通に遊べてありがたい。

 

■カウントダウン

 するものが……ない!